先日「下降制限を付ける方法は無いか?」というコメントを頂いたので、下降制限を付ける方法を紹介します。ただし、これを設定する際は設定値を間違えると大変なことになりますので、適当に設定したりしないようにご注意ください。
目次
事前準備
上下降の速度を下げる
初期値を忘れてしまったのですが、デフォルトでは上下降の速度がかなり速く、これから設定する数字では変化を感じられないと思います。

なので、まずは設定画面 → Speed adj. → U & d Speed の数字を35くらいまで下げてください。
アームの上昇時間を大きくする

K1ボタンを長押しして上級者設定を表示させたら、Speed adj の項目に入ります。

すると、Down limit と Up limit という設定項目が現れます(設定ボタン押した時では表示されない)ので、Down limit の数値を一旦1.85くらいに変更、次に Up limit の数値を4.00まで変更します。これを上げておかないと大変なことになります。
完了したら設定画面から抜けてください。
時間を計る
一度コインを入れてテストプレイ。アームを停止させたい位置に来るまでの時間を計ります。その時間が Down limit の数字になります。
再度上級者設定を出す

K1ボタンを長押しして、設定画面にAdv. parameteが出たらOK。
設定画面から Speed adj の項目に行く

Down limitの数値を変えることで、下降制限を再現することができます。UFO9とかはZ座標とかで細かい下降制限をかけることが出来ますが、中華のクレーンゲームではそんなの出来ないです。
Down limit の数字を変更する

先ほどテストプレイした時に計っておいた秒数をそのままこの項目へ反映させます。例えば止めたい位置までの時間が1.2秒なら上の設定画面では1.20にします。
設定値は0.05刻みで最小値は1秒、最大値は10秒になります。上下降の速度を遅くしたのはこのためで、速いままだと1秒では設定の意味をなさない可能性があります。
Up limit の数字は小さくしてはいけません
Up limitの数字はアームの上昇時間です。これを小さくするとまだアームが上昇しきっていないのに上昇が停止してしまう問題が発生します。

事前準備で4.00(4秒)に変更したのはこれが起きないようにするためです。
もしこうなってしまった場合、Up limit の数字を5以上に変更して設定画面を抜けたらコインを入れテストプレイ。アームが下降し始めたらすぐに再度キャッチボタンを押し下降を停止させてアームが上まで上昇しきればOK。アームユニットの中にマイクロスイッチがあり、アームが上昇しきったら自動的に止まるので無限に上げ続けるという現象はマイクロスイッチが壊れていない限り起こりません。
あとは微調整する
その後はフィールドをいじったりして微調整してください。ただDown limitを表示させるにはわざわざ上級者設定を表示させなければいけないので、面倒くさいです。
もしも満足出来ないようなら、上下降の速度をより遅くしてしまうのもアリです。速度を遅くした場合はその分Up limitの数値を大きくし、再度停止したい位置までの時間を計り直して再度数値を設定・・・という感じで満足が行くまでどうぞ。